ピンで活躍している芸人はたくさんいますよね。
テレビ番組MCでも活躍するピン芸人も多いです。
ピン芸人はフリップ芸や音芸、一人コントなど幅広いネタがあります。
ついつい笑ってしまうピン芸人さんのネタの作り方って気になるなぁ。
こんにちは、こーへいです。
テレビで活躍する芸人の中でも、最近活躍する場を広げているピン芸人。
フリップや映像を使った芸や一人コントなど、1人なのにネタの幅も広いです。
コンビやトリオと違って、
一人でボケやツッコミをするのはむずかしそうだけど、
ネタはコンビやトリオに負けないほど面白い!
フリップ芸や一人コントなど、どんな風にネタを作っているのか、
その作り方も気になってしまいますよね。
この記事では、そんなピン芸人について解説していきます。
・ピン芸人だとどんなネタができるのか?
・ピンでやるネタの作り方のポイントは?
ピンでネタをやるのは、相方がいない分自由なようにも見えます。
でも、ネタのすべてを一人で担うことになります。
そういった、ピン芸人の事情にも触れながら、ピン芸人のネタについて書いていきます。
ピン芸人のネタの作り方を知ることで、
皆さんのちょっとした会話のランクアップのヒントになりますよ
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ピン芸人のネタはどんなものがあるのか?
ピン芸人のネタ作りを知る前に、ピンでできるネタにはどんなものがあるのか紹介します。
どんなネタがあるのか?このネタなら自分もできそう。
そんなピン芸人のネタを見ていきましょう。
一人コント・一人漫才
ピン芸人は当たり前ですが、『ピン』—つまり一人で芸を披露します。
なので、これまた当然ですが、『コント』や『漫才』もやるなら、一人!
漫才のボケもツッコミも、コントの配役も全部ひとりでやることになります。
何となくはわかるけどピンとこないかなぁ…ピンだけに…
………(;^_^A
そうですね、少し分かりずらいかもしれませんね。
『1人コント』に関しては、『一人芝居』をイメージしていただければわかりやすいです。
1人コントで面白いのピン芸人は—
◎吉住
◎紺野ぶるま
◎友近
コントを一人でやる場合は、『あたかもそこにもう一人がいるような』演技が、
面白さを加速させます。
例えば—
私のこと好きだよね?
…あ いいのいいの、わかってるから、
ずっと見てるし…気づいてた…
え?何?目が悪いだけ?
(恥)あ そうか、うんそうだよね…知ってた(汗
のような感じです。
妄想や空想が激しい演技のほうが面白く見えます
『一人漫才』は、ざっくり言えば『しゃべくり』です。
漫談とか落語と同じじゃないの?という意見もあります。
しかし、若干の違いがあると認識する意見もあります。
個人的には、違いがある思う点は、
『落語や漫談』は、話を聞かせるスタイル
『一人漫才』は、観客に問いかけたりして笑いを生み出すスタイル
だと思っています。
もちろん、漫談や落語もピンネタの一種ではあります。
『一言ネタ』というジャンルもピン芸人のネタでもあります。
つぶやきシローさん、ヒロシさん、だいたひかるさんで知られる
ジャンルで、淡々とネタという独り言を披露するというネタです
1人漫才のうまい芸人さんは、MCに向いてる人が多い傾向にあります。
フリップ芸
ピン芸人と言えば多いのが、この『フリップ芸』ですよね。
フリップに書かれた絵や文字に合わせてネタを読み上げたりするものです。
フリップに書かれることでフリやボケが具現化されるので、
見ている側も共感しやすく笑いやすいネタが多いですよね
有名なところでは
◎ネゴシックス
◎バカリズム
◎ZAZY
などと言った芸人さんが、あげられます。
紙芝居のように、フリップをめくっていくので、タイミングや言い方もポイントですね。
パフォーマンス芸
ちょっと新しいジャンルではありますが、意外とテレビでは目にする芸です。
ステージ型という感じの芸で、どんな芸人さんがやっているかというと—
・くまだまさし
・ハリウッドザコシショウ
・アキラ100%
・ゴージャス
などのネタが、そのジャンルでしょう。
私的には、ブルゾンちえみwithBや、2022に出てきた“シカゴの女”のゆめちゃんも、
コントとパフォーマンスの境界線にあると思っています。
文字通り、
ということです。
音芸・リズム芸
これは、言わずもがな、『音楽やリズム』に乗せたネタです。
みんなに受け入れられやすく、頭に残るネタが多いですよね。
例えば—
◎もりせいじゅ『あしもとにおてもと』
◎お見送り芸人しんいち
◎あめみや
◎レイザーラモンRG『あるある言いたい』
2004年前後は、歌ネタがとても流行っていて、
ネズミ先輩、波多陽区、ムーディー勝山など様々なピン芸人が活躍していました。
ピン芸人のネタでよくあるのは、ざっくりとこういったジャンルに当てはめられます。
しかし、ピンであるがゆえに幅も広がって、物まねやギャグなど、
細かくジャンル分けされることもあります。
今はあまりいませんが、『一言ネタ』というジャンルもピン芸人のネタでもあります。
つぶやきシローさん、だいたひかるさんなどが有名です。
ピンでやるネタの作り方
ピンでのネタがどんなものかわかったところで、
早速ネタの作り方に触れていきます。
一人でやるネタなの、フリもボケ方も自分のスタンスやタイミングで考えられます。
しかし、自分勝手なお笑いのスタイルではウケません。
では、ピン芸人はどのようにネタを考えているのか?ネタの作り方のポイントを紹介していきます。
ピンでやるネタの基本的な作り方
ネタの組み立て方は、以下のように行います。
- テーマを決める
- 構成を考える
- 台本を作る
- たち稽古
- 本番へ!
これは、コンビやグループだと『3.台本を作る』後に読み合わせなどをしますが、
ピン芸人の場合1人なので、しいて言うなら『台本のチェック』をすることになります。
さらに、ネタを作るときのポイントは以下のようなものです。
例えば、桃太郎を紙芝居風にアレンジしていくのもよくあるピンネタですね。
あとは、『四字熟語』で一言ネタを作るのも大白いパターンがたくさんあります。
新しい四字熟語を作るのも面白いネタになりそうね。
笑いのネタは飲み会の席でも生まれやすいです。
テーマの決め方やネタの構成など、上手にやるのが難しいと感じてしまいますよね。
面白い話ですべるのは恥ずかしいですからね。
テレビでも話題のすべらない話の作り方を解説した記事があるのでっ紹介します。
この記事を読んで、『すべらない』ネタ作りをマスターしましょう!
すべらない話の作り方は?一般人でもできるネタの探し方や話し方を例を使って解説!
では、具体的にどのようにネタを作っていくのか紹介していきましょう。
一人コントのネタの作り方
ここでは、一人コントを例に、ネタの作り方を解説していきます。
テーマを決める
テーマの決め方は、ピンでも2人以上でも同じように決めてよいでしょう。
この時点では、大雑把にだいたいのテーマでも大丈夫です。
しかし、そこから広がるネタが想像できていれば、なおよいテーマですね。
テーマは、時事ネタのほかにシーンや季節行事に合わせたものもよいでしょう。
どこで披露するのか?というのも大事なポイントです。
例えば、春に『旅立ち』というテーマをまず決める。
ここからネタを考えていきます。
構成を決める
テーマが決まったら、それに沿ってストーリーを考えます。
その際、『自分がどのキャラになるのか』をきめて、
そこを中心にストーリーを決めていきます。
なども決めながら、ストーリーを組み立てていくのもポイントです。
キャラにくせを持たせるのは、『あばれる君』のネタのように
『無意味に熱い男』
みたいなキャラ作ると面白くなります。
シリアスな音楽で、真剣に話しているのに、
設定とのギャップで、面白くしています。
台本を書いてセリフを確認
ピンでのコントは、台本と言ってもそのほとんどが、自分のセリフです。
ほぼ一人のセリフで、その場面のすべてを表現しなくてはなりません。
つまり、自分のセリフと、それに対して
相手が言った(言う)であろうセリフを入れていく
ということが、台本作りのポイントです。
例
『聞いたぞお前、ひっこすんだってな…なんで言わないんだよ
(号泣の演技)泣くなって?親友の旅立ちに泣かないやつはいないだろう!
?え?親友じゃない…?何言ってんだよ!ずっと席が前後ろで、プリント渡しあった仲だろ!
おい、そんな顔で俺を見るなよ!…!おい待てよ!(追いかけようとする)
畜生!また友達出来なかったよう。
と言った感じに、相手がいると想定して、相手に言われたセリフを復唱するようにします。
実際にやってみる
ここまで出来たら、いよいよ実際にやってみます。
ピンでのコントはコンビやトリオより演技力が問われます。
というのが、笑いを取るポイントです。
もちろんスト―リーも大切です。
自分が一番その場面に入り込むと、見ている人にも伝わりやすいことが多い傾向にあります。
石出さんのネタは、『あるある』で分かりやすいし、共感もできてます。
何より、本人がなりきり関して、『吹っ切れてる』感が面白さを引き出しています。
以上が、一人コントのネタの作り方の流れです。
ピン芸人のフリップネタの作り方
次に、ピンネタでは人気の、フリップ芸について書いていきます。
テーマや構成を決めるて、台本を作るのはコントと同じです。
フリップネタは、小道具が必ず必要です。
スケッチブック
◎リングでつながっているので、ネタが散らからない
◎手に持ったままやるネタに向いている
×描くものによって、書きずらいスペースができてしまう
1枚紙(厚紙・画用紙など)
◎ネタがスピーディーに進めやすい
◎全面に書き込める
×持ち運びにくい
×ネタが散らかりやすい
どちらを選ぶにも、ネタの特性で考えましょう。
- テンポよくスピード感のあるネタでなら紙
- じっくりと解説していくようなネタならスケッチブック
というふうにするのが良いでしょう。
ZAZYさんは、紙でネタを進めながら
どんどん下に落としていく(散らかしていく)
スタイルで、テンポの良さが面白いです。
陣内智則さんや、バカリズムさんは、映像をメインとしたネタが多いです。
独特ですが、野田クリスタルさんも『映像系』のネタをやっています。
映像ネタは、映像の自分のセリフのタイミングが合うように、
読み合わせの作業をしっかりしたほうが良いです。
ネタに合わせた絵や文字をが用紙などに書いて、
その後ろに『カンペ』のようにネタを書いている芸人も多いです。
また、ネタを作るときのポイントとして、
『フリップを何に使うか』
ということも重要です。
パターンとして多いのは
『フリ』と『オチ(ボケ)』を紙芝居のように場面展開で使う
という芸人が多いですね。
ネゴシックスさんや佐久間一行さんは、
1枚目にタイトルで、めくっていくと次々とボケが繰り出されるようなスタイルです。
ピンネタには、『オチ』が面白さのカギになります。
せっかく面白い話なのに、なぁなぁで終わってしまうなんてことがないように、
こちらの記事をチェックしてみてください。
話し方のポイントにも参考になる記事です。
オチのある話の作り方!オチが面白い話がおもしろい理由やおもろい話し方を解説!
ピンネタを作るときの注意点
ピンでネタをやるのは自分次第で、自由にネタができるように見えます。
しかし、ピン芸人のネタはおもしろいかどうかも自分次第なのです。
そこでこの章では、ピンネタを作るとき、気を付けなければならないことに触れておきます。
ピンネタをつくときの注意点
ピン芸人は1人でネタをこなすので、単調になりがちではあります。
そこで、ネタを作るときは
- ネタの中に明確なオチをたくさん入れる
- シュールすぎる世界観のネタは避ける
ということには特に気を付けましょう。
ボケもツッコミも一人なので、
観客から見て笑いどころが分かりずらいと、すべってしまいます
シュールなネタも、全く受けないわけではないのですが、
普通の一人芝居をみたほうがいい
という感想を持つ人も多くいるのが現実です。
パフォーマンスネタや、フリップネタだと、明確にボケがわかりやすいです。
芸人によっては、ネタの中に決め台詞を入れる人もいます。
『ここが笑うところですよ』と観客に分かりやすくするための工夫ですね。
ブルゾンちえみさんの『35億』とかゆめちゃんの『シカゴ』などがわかりやすいですね。
友達同士などでは、
あまり気にすることじゃないかもしれませんが
著作権なども気にしてネタを作ることもあります。
ピンでネタをするのには、たくさんの話題やボケが必要です。
『でもなかなか思いつかない!』という人のヒントになる記事があるのでご紹介します。
この記事を参考にすると、面白いネタを作るお手伝いになりますよ。
面白い話のネタを一覧で紹介!ネタ帳の作り方や短いネタの話し方を解説!
ピンでネタをするときの注意点
せっかくいいネタができても、やっぱりネタは実践して完成ですよね。
そこで、ネタの見せ方についての注意点にも触れておきます。
ピンでコントをやる場合は、地味になりやすいので、特になりきりは大切なポイントです。
漫談もボケにつなげようとだらだら話していると、いざぼけた時に締まらないということも…。
コンビなどでもオチとなるボケは重要ですが、ピン芸人の場合は、
1人でフリからボケ、またツッコミをこなすので、ネタ作りでしっかりと構成を練ることも
とても重要になります。
ピン芸人のメリット・デメリット
最後に、ピンでネタをすることのメリットでメリットについて解説していきます。
ここまでもいろいろ書いてきましたが、ピン芸人でネタをするのは、
自由でありながら、デメリットもあります。
そのピンでのメリット・デメリットに触れていきます。
ピン芸人のネタのメリット
R-1やIPPONグランプリなどを見てもわかるように、
今や様々なところで、ピン芸人が活躍していて、人気もあります。
その魅力は、
- 自分一人でネタを決められる
- 歌ネタや大喜利などネタの幅が広い
- ネタの自由度も高い
と言ったところが大きいです。
人数が多いほうが、ネタの幅が広がると思う方いらっしゃいますが、
ネタそのものの幅は広がりますが、ネタの種類においては、ピンのほうがたくさんあります。
お客さんにいじってもらったり、
逆にお客さんをいじったりして笑いにつなげる芸人さんもいて
見ているほうもネタに入り込みやすいわね
ピン芸人のデメリット
そんなに多くはないですが、やはりピン芸人をやるにはデメリットもあります。
- 独りよがりになってしまう
- ネタ作りから小道具の作成運搬もみんな一人
やはり、ネタの全部を自分でやるので、
コントや漫談はコンビやグループよりも広がりが難しくなります。
小道具やフリップのネタも自分一人で作成・運搬しなくてはならないのもデメリットではあります。
相方と相談することもできないから、
自分と向き合わなきゃね。
ピン芸人ネタ作り 一人コントやフリップ芸 ピンでできるネタ まとめ
ここまで、ピン芸人のネタや、ピンのネタの作り方について書いてきました。
この記事のまとめ
1.ピン芸人のネタの種類は多岐にわたる
2.一人コントやフリップ芸には作り方のパターンがある
3.ピンでネタを作るときにはピンであることならではの注意点がある
ピン芸人ならではの、ネタの作り方や悩みなどもあることがわかっていただけたでしょう。
この記事を読んだ後に行動できること
1.ピンでやってみたいネタを探そう
2.一人コントやフリップ芸のネタの作り方の基本はテーマ・構成・台本
3.作ったネタがピンでできるネタがどうかやってみよう
4.こーへいのメールマガジンを登録し、会話術について学ぶ
ピンのネタは、自由で幅も広いので、作り方ひとつで面白くなる可能性も広がります。
テーマと自分をしっかり持っていれば、面白いピンネタが作れるでしょう。
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