最近テレビのお笑いなどでよく見る『大喜利』。
お題を出してそれにこたえるのが大喜利ですよね。
でもお題にもいろいろなパターンがあるけど、大喜利とはもともとどんなものなの?
こんにちは、こーへいです。
今やお笑い番組の多くで見られる『大喜利』。
『笑点』や『IPPONグランプリ』などいろいろな番組があって、
お題のパターンも様々です。
最近は『写真で一言』とか『穴埋め』とかのパターンも、お題としてあるあるですよね。
大喜利って、お題の幅も広くて、割と何でもありな感じだけど、
『これは大喜利ではNG』というようなルールはあるのかなぁ?
この記事では、そんな大喜利のルールやパターンを解説しながら、
- 大喜利とは何なのか?
- お題のパターンやあるある
について紹介していきます。
大喜利のことを深く知ることで、
大喜利を見るのも、実際にやってみるのもさらに楽しめるようになります。
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大喜利とは何なのか?
そもそも、大喜利とは何なのか?
お題と答え、お笑いの一つなど、だいたいわかるけど、その意味が分からない人も多いでしょう。
この章では、大喜利のルーツを紹介していきます。
大喜利のルーツ
『大喜利』とはもともと寄席の余興として、始められました。
寄席の最後に出演者がもう一度舞台に出て、
お客様のリクエスト(お題)に沿った芸を披露していました。
アンコールみたいな感じだね
具体的には、
◎あいうえお作文
◎なぞかけ
◎三大噺
◎踊り
など、演目はその出演者によって多岐にわたります。
現在、テレビなどでよく見かける『大喜利』は
『とんち』
と呼ばれた、お客様の問いに面白い回答を返す、という演目がルーツになっています。
寄席での大喜利は、ファンサービスの一環。
お客にとっては本編以外に面白いものを見られるし
演者にとっては次につなげられるというメリットがありました。
寄席の大喜利は、舞台を盛り上げる大切な要素だったんですね。
なぜ『大喜利』と呼ばれるのか
大喜利という名前がどこから来たのか?
それは、歌舞伎の舞台に由来します。
江戸時代の歌舞伎では、第一部の時代物狂言と第二部の世話物狂言があるのが一般的でした。
そのうち一部の最終演目は『大詰め』、二部の最終演目が『大切り』とよんでいました。
この歌舞伎の習慣にならって、寄席の最終演目も『大切り』
と呼ぶようになりました。
ルーツは歌舞伎ですが、寄席の舞台では先ほど書いたように
お客様にも演者にもメリットがあったので、
という字をあてがって、『大喜利』と呼ばれるようになったのです。
大喜利にルールはあるの?
大喜利のルーツがわかったところで、次は大喜利のルールです。
大喜利の始まりから見ると、演目など幅広く自由な感じがします。
大喜利とはルールや決まりがあるのかを解説していきます。
大喜利のルールってあるの?
大喜利に、『これをやらなければいけない』というルールはありません。
しいて言うなら
・お題を出す
・面白い答えを返す
という2点が決まりです。
当たり前のことじゃん…
まぁ確かにそうなんですけど、大喜利をやるうえで大切なのは、
ということです。
大喜利は、お題が面白くても、それにまともな答えを出すのでは面白くないし、
お題がに対して、ひねりすぎた答えを返すのも面白くなくなってしまうのです。
お題も、みんなが想像しづらかったり、
何のことなのかわからないものでは大喜利が成立しません
大喜利は面白いことが大切
大喜利は、『お題を出す人がルール』と言ってもいいでしょう。
例えば
◎写真で一言
◎名画のタイトルを変えて台無しにして
◎こんなスーパーは客が来ないどんなスーパー
と言ったように、お題で出されたことに対して回答者が、答えるからです。
○○をテーマにボケを考えるというスタイルが大喜利です。
お題が『フリ』で回答が『ボケ』です。
大喜利はこの後に『ツッコミ』がないので、
『ボケ』でおとして笑いを取ることになります。
大喜利のパターンや面白くするコツ
次に大喜利にはどんなパターンがあって。どうやったら面白くなるのかを紹介します。
大喜利を面白くするために大切なことは何か?
その要素を解説していきます。
大喜利のパターン
何度も言いますが、大喜利の基本はお題に答えるということです。
でもどんな風に回答したらいいの?
大喜利の回答をする人は、どうやって回答を導き出しているのか?
そのパターンは
・お題をずらす
・時間を戻したり進めたりする
・連想してそこから視野を広げる
・イメージとそのギャップを組み合わせる
・あるあるや例えを使う
などがあります。
具体的にどういうことかというと—
例えば
こんな猫カフェはいやだ、どんな猫カフェ?
というお題で考えましょう。
まずは、猫カフェで思い浮かぶことを考えていきましょう。
・カフェ
・猫
・癒し
・かわいい
・コーヒー
さらにその連想を広げて
・モフモフの毛並み
・おいしいコーヒー
・優雅なひと時
・猫が逃げないような部屋
という発想が生まれます。
ここまでは簡単に想像できるわね
そこにお題から少しずれた発想や、ギャップを加えていきます。
・カフェ→飲食店→がっつり食べられる
・猫→動物→しゃべる
・猫カフェ→趣味を楽しめる→店員も趣味を楽しむ
と言ったように、ストレートな回答から少しずらしてみると、回答の幅が広がります。
関連付けるだけでも視点が変わってくるのね
こうしてお題と回答を作っていくと—
お題『こんな猫カフェはいやだ、どんなカフェ?』
回答
『猫が接客している』
『店員が猫に夢中』
『コーヒーに煮魚定食がついてくる』
ほかにも時間軸をずらして答えを考えると—
お題『こんな猫カフェはいやだ、どんなカフェ?』
回答
『店員が昔保健所で働いていた』
『ブリーダー志望のバイトがいる』
昔○○だったから、今こうなっているとか、将来こうなるとかを回答に取り入れると
回答に膨らみが出ます。
時間軸の考え方は、『因果関係』を考えるということです。
このように、『お題』と『回答』をパターンに当てはめることで、
大喜利を簡単に楽しめるようになります。
発想や連想を鍛えるのってなかなか難しいですよね。
せっかく大喜利のパターンを知っていても発想したり連想したりができないと、
面白い回答をすることは難しいです。
発想力を鍛えるためにもってこいの記事があるので、こちらの記事を紹介します。
この記事を読んで、『面白い連想ができない!』ということをなくしましょう。
例えツッコミのコツを解説! 分かりやすいお題を元に練習法を提示!
大喜利のレベルを上げていこう
大喜利のレベルって何?
簡単に言えば、『回答を面白くする能力』と言ったところでしょうか。
才能やセンスという基準で解説します。
- レベル1
面白い大喜利を見て爆笑する - レベル2
誰でも考え付きそうな回答をする - レベル3
時間はかかるけどセンスあるおもしろ回答ができる - レベル4
お題を出されてからすぐにおもしろ回答を繰り出せる
これを見てわかるように、面白さにはお題に対するレスポンスの速さも、
大喜利の面白さには大切だということが、わかります。
早いレスポンスには、『ひらめき』や『とんち』の力が必要です。
そのためには、『大喜利にたくさん触れる』というのも重要です。
テレビやYouTube、アプリなどでも大喜利が楽しめるので、
楽しみながら、大喜利を学んでみるのが良いでしょう。
大喜利のセンスを磨く簡単な方法
面白い大喜利を見ても、それを活かせなかったら意味がありません。
でも、そんな簡単にお笑いのセンスをあげるのは難しいと思う方も多いですよね。
確かに芸人さんのように、急にハイセンスになるのは難しいですが、
ちょっとした工夫で、大喜利のランクアップができるコツはあります。
大まかにこの4点をマスターすれば、周りとの差がつくセンスのある大喜利ができます。
語呂をよくしてみる
例えば5.7.5のようにリズムなども大事ですが、
だらだらと長い答えじゃなく、歯切れのいい回答を考えるのでもいいですね。
説明っぽい回答だと『だからなに?』とか
『お題なんだったっけ?』となってしまいます。
『○○が○○していた』とか『○○だった』とか言いきりの回答がベストです。
パワーワード
パワーワードとは何?となりますが、難しく考えなくてもいいのです。
言いたいことを具体的に表せるような、○○と言えばこれ!と共感できる単語に言い換える、
ということです。
例えば—
◎辛い物→カプサイシン
◎甘いもの→ブドウ糖
◎柔らかいもの→マシュマロ・豆腐
◎エネルギーがある→グリコーゲン・プロテイン
と言ったようなちょっとクセのあるワードに変えると、センスアップされます。
クリームシチューの上田さんや、
フットボールアワーの後藤さんのツッコミが参考になりますよ。
芸人さんのツッコミってあこがれますよね。
上にあげた芸人さんの面白い例えツッコミを学べるのは、こちらの記事でどうぞ。
芸人さんの例えツッコミを見て、面白い回答の参考にしましょう。
お笑い芸人の例えツッコミ集! 上田さん、後藤さんはなぜ面白いのか解説
言い方と間
これは大喜利にとって、ちょっと卑怯な手なんじゃないかと感じる方もいますが、
面白くするのにはとても大切なコツの一つです。
特に『写真で一言』のようなお題の場では、『言い方』次第で、面白さが変わってきます。
写真で一言では、『なりきる』ことがポイントです。
そして、回答する際は、『一呼吸置く』という『間』も必要です。
お題が出された後、そのお題をみんながかみ砕く時間があったほうが、
お題と回答の掛け合いを面白く感じさせることができるのです。
ツッコミたくなる
大喜利には、皆さんご存じのようにツッコミがいません。
ゆえに、『ボケ』である回答でおとさなければならないのわけです。
しかし、回答をしたことで、大喜利を聞いていた人が『なんでだよ』とか、
『そりゃないわ』とつっこにたくなるような状況を作るのです。
結構高等技術のようですが…
そう難しく考えることはありません。
例えば—
お題:
ケンカした次の日に妻が作った愛妻弁当は
回答:
生牡蠣弁当
この大喜利を見れば、『確かに嫌がらせだな』とか『生ガキは絶対ダメだろ』と突っ込みたくなる。
このように、あからさまに誰でもわかりやすいボケを繰り出すと、
みんなが大喜利を楽しめるようにもなります。
おもしろ回答を出そうとして、
無理に答えをひねるのは、気を付けましょう。
回答をひねると、確かに面白くなりますが、ひねりすぎやずらしすぎには、注意が必要です。
あくまで『共感しやすいボケ』であることが大切です。
大喜利のお題あるある
大喜利にとってフリである『お題』も大切です。
ボケやすさや共感できるお題というのも大喜利を面白くする要素の一つだからです。
この章では、どんなお題が大喜利を面白くするのか。
面白い大喜利のお題のあるあるに触れていきたいと思います。
大喜利のお題ってそんなに大切なの?
大喜利は、回答が面白ければ面白くなるに決まっている、と思われがちです。
しかし、面白くしたくてもお題でつまずいたら、大喜利自体もこけてしまうのです。
大喜利はお題が9割という人もいるくらいです。
サッカーに例えるなら、シュートを決めるのが回答者ということになります。
そこにパスを出すのはお題を出す人になるわけです。
いいパスが出せなければ、シュートを決められる確率が下がってしまいますよね。
つまり
ということです。
そのくらい、大喜利にとってお題は大切なのです。
面白いお題のパターン
大喜利のお題でよくあるのは、
- 『こんな○○はいやだ』
- ○○を一文字変えて
- 穴埋め
- 写真で一言
- ○○の名前は?
などです。
このパターンに、みんなが知っているものや、共感されやすいお題を当てはめれば、
大喜利のお題は簡単にできます。
でも、昔から使われているお題は、
回答も使い古されてしまっている気がする…
確かにそうなんです。
『写真で一言』や『穴埋め』は動物やアニメのキャラクターなど、
みんなが知っている素材で、いくらでもお題が作れます。
しかし、『こんな○○はいやだ』と言ったお題は、
お題を出す時にも、ありきたりにならないことが大切です。
簡単に作れる問題だし、
回答で面白くぼけてもらおうと丸投げするのはNGです。
じゃどうすればいいんですか?
オーソドックスなお題こそ、アレンジを加えればいいのです。
『お題の幅を絞って、ボケの幅を広げる』
という方法を使うと、ボケに新しいパターンが出てきます。
少し、要素を足してあげて、ボケの着地点をわかりやすくしてあげるのです。
例えば—
before:こんなスマホはいやだ
↓
after :こんなスマホの着メロはいやだ
と言ったように、ボケをどこに持っていくかわかるようにアレンジして、
お題を絞るのです。
具体的な回答をすることで、大喜利が面白くなります。
先にも述べたように、大喜利は特にルールがありません。
大喜利のお題のパターンをもう少し詳しく解説した記事があるのでご紹介します。
練習問題についても詳しく書いてあるので、大喜利を盛り上げるために役に立つ記事です。
記事を読んで、お題の出し方を学んで大喜利を盛り上げましょう。
大喜利の練習 アプリの練習問題でトレーニングしてひらめきを鍛えよう
大喜利にルールはある?お題のパターンやあるある まとめ
今回は、大喜利の基本的なことについて触れてきました。
今やほぼ毎日どこかで大喜利が見られる時代。
その魅力は、ルールや決まりに縛られない自由な面白さにあることがおわかりいただけたでしょう。
この記事のまとめ
1.大喜利とはお客は喜び、演者は利を得るという精神がある。
2.大喜利にはルールはないがあるあるやパターンはある。
3.大喜利にとってお題も大事な盛り上げ要素。
大喜利とは、自由に楽しめるお笑いのツールの一つです。
大喜利を面白くするには、様々なパターンをうまく組み合わせることが大切です。
そうすることで、発想力やひらめきの力が自然と身についてきますよ。
この記事を読んだ後に行動できること
1.大喜利を面白くするために回答のパターンを知ろう
2.大喜利のお題のあるあるをアレンジして回答のアシストをしよう
3.ルールや決まりを気にせず、いろいろな大喜利を楽しもう
4.こーへいのメールマガジンを登録し、会話術について学ぶ
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